30代女、精神病とともに生きる話。克服への道のり。

統合失調症と診断されたのと、不安感が強いです。被害妄想等辛い日々ですが、克服するため奮闘しております。前よりは良くなってきました。同じ思いをしている方やそのご家族に読んで貰いたいです。

私の統合失調症の症状(重いとき)

今回は、トラウマですが、重い時の症状も書いて記録しておこうと思います。
もうあの頃には戻りたくない!
壮絶な体験。からここまで良くなったんだと改めて感謝したいです。


統合失調症の重い人や被害妄想が重い人は引きずられないように、見ないほうが良いかな〜。
今回長いです。




統合失調症になってから、複数人の色んな声が常に聞こえました。
女の人や男の人、若い人や年とった人。子供も居たかな?
中でも、トップ3の高い頻度で出てくる霊が3人居ました。(あの頃は本当に霊だと思っていた、それくらいはっきり聞こえる)
一番聞こえていたのが男性の声で、その霊と疑似恋愛してました。その声は性格悪いときが殆どで、たまに優しいというやっかいな声。
二番目に聞こえていたのが、一番目の元カノ?今カノ?どっちだったかな。恋のライバルでした。
三番目は男性。あまり思い出せない。


一番目と二番目でイジメてきたり…。
地獄に落としてやる、一緒に落ちようとか言われたような。


布団に入っても色んな喋り声が聞こえて、うるさくて寝れない日々が続く。
お風呂では、「霊のアパートと繋がってる」と聞こえ、色んな住民の声が聞こえ、私がたてる音や頭の中の考えに「うるさい!」と言われる。
お母さんと入ると幻聴は収まったので、一緒に入ってもらいました。
一時期は髪を洗う力がなくて洗って貰いました。


どこにいても休まらず、意識が朦朧とする日々。
夢と現実が混ざる事もしばしば。
どっちだか分からなくなったり。


お坊さんが数人丸くなって「あそこの霊をどう成仏させるか」みたいな話合いをしてたり。(お坊さんも妄想)


そして、辛かったのが吐いたら取り憑いてる身体から出ていけるというもの。
「私はオエッとしても吐かない方なのでムリ」と言ったけど、吐かないと出ていけないんだよ。と言われ、なんとか、吐けたと思ったら、「一人分身体から出ていった。あと〜人分残ってる。(何人か忘れた)吐いて出さないとお前の身体から出ていけない。」と言われ絶望。
洗面所で寝っ転がったり、うずくまったり、体力消耗してました。
お母さんに悪いと思いながら起こしたり。




神社で立入禁止の所も霊に「そこから入れ」と言われ、通ったり。
一番目と疑似恋愛しているから、厄除けのやつをするときも「離れたくない。成仏するの怖い」と言われ「大丈夫だから」と頭で言い、最後は泣きながらお別れ。
と思ったら、まだ居る。(頭の中で声が聞こえる)
この神社は偽物だ!と思う。
「お守り売ってる人が除霊できる」と聞こえ、その人に何とかしてもらおうとしたり。
「お母さんが今度は取り憑かれた!」と思ったり。腕引っ張って「帰るよ!」と言った顔が怖くてそう思った。


吐けと言われるのは多くて、お母さんに連れられて霊媒師に会った日のこと、家に帰ったらその霊媒師の使い魔みたいな女性の霊から「吐かないと成仏できない!吐け!」みたいな事を言われ(聞こえ)背中を叩いて出てけと大きな声で言わないと出ていかない!」と言われたので、お母さんに背中を強く叩いてと言い、「出てけ!」と大声で泣きながら言ってました。
本当、私一人にしか聞こえない声は、理解されないので孤独で一人で戦ってるようでした。
今思うとお母さんが側で見守ってくれていて、なんとかしようと方法を探してくれていました。(霊媒師とか病院とか)


同級生が呪ってるという妄想もありました。
「今すぐ私の家に来て!あなたを呪ったせいで私が呪いかえされてる。苦しい!」という声が聞こえ、同級生の家に行ったこともあります。
同級生にはそのことは触れずに会いに行きましたけど。(頭の隅でたぶん勘違いだと思いとどまった)


隣のアパートに、前の職場に携わっていた人が住んでいて、私に恨みを持っているとか、また別の、恨みを持ってる人で「頭に電流流すヘルメットを作った。寝てる時に使用しよう。」とか、どんどん怖くなっていった。


常に、ずっと会話してる感じ。
頭がおかしくなるくらい。


これは、他の人と話してる時は幻聴が出るのが少なかった。
一人のときほど聞こえた。
どこにいても。


治療のため苦い薬を飲んだせいか、病気のせいか、何食べても美味しくない、まずいという状態になった。
遠くで家族が美味しそうに笑いながら楽しそうに食べてる姿を見て、孤独を感じる。悲しくなる。(今思うと家族は楽観的なので、もう少し寄り添って欲しかった。皆で楽しそうに大声で笑うのを遠慮してほしかった。でも家族が引きずられて皆で暗くなるよりいいのかな…)
別の世界に感じた。
同じ空間に居るけど私だけ違う所に居る感じ。


お父さんとリハビリのため散歩するけど、上手く歩けず、力が入らないので肩に捕まりながら歩く。


複数人の霊に犯される妄想も。
触られてる感があり、これは霊なんじゃないかと今でも不思議だけど、辛かったし怖かった。
体重重い人に乗っかられて苦しかったり。


その頃、宗教をやっていたせいで霊の声が余計聞こえるから辞めました。
辞めたら良くなった。


常に聞こえていた声。トップ3の声は聞こえないです。
聞こえなくなったけどもちろん寂しさもない。


たまに幻聴聞こえますけど、はっきりとは聞こえなくなりました。


なんであんなにハッキリとうるさかった幻聴がパタッと無くなったのだろう。


ちなみに、その頃の病院が最悪な所で、意識朦朧としてるから代わりにお母さんが話すと「何歳なの?」と言われたり。今でもムカつくし悔しい。
同じ体験してほしいわ!
少し良くなってきた頃身だしなみを整えて、喋りもたどたどしさから普通になってきて、メイクもしてみたら、案の定態度が変わった。
え?精神科の先生なのに重度の人の診察はしたくないってこと?
精神病は偏見があるなと感じました。
良くなったので近場の病院に移りたいと言い、別の病院に変更。
本当は「こんなところ居られるか!」と不平不満を言ってやりたかった。


最初に女の先生に変えて欲しいと言ったらなんで?と不服そうに言われ、男の人には言いにくい事があるのでと言ったのですが、変えてもらえず。(霊に犯された話のことは女のひとにも言いづらいけど)


こんな辛い体験をしたから、人に寄り添えるようになったかな?
できればしたくない経験ですけど、その中にも役立つ経験があるかも。
今辛い思いをしてる、このブログを読んだ方に、「生きた心地がしなかった頃があっても抜け出せる」ということ、希望を持って大丈夫と言いたいです。
あの頃は視界も暗かったです。


幻聴がはっきり聞こえなくなってきたのは、睡眠導入剤を飲んで、しっかり睡眠とったのも良かったです。
私が良くなったのは、自分に合う薬を飲む(強くて苦い薬は私には合わなかったので先生と相談して辞めた)、自分に合う病院を見つける、諦めず改善法を探し続ける(公園を散歩したり、漢方屋さんにも行きました。漢方は私には合わなかったけど)、事業所等社会に出て人と接したり達成感のある事をする、人に必要とされる、家以外の居場所を見つける、訪問看護を利用する、家族に助けてもらう(そのためには理解してもらわないといけないので事細かにどんな状態か説明しました。家族でもなかなか難しいので。細かく説明したら理解してくれる人を一人でも見つけるといいかも。)


長々とお付き合い下さりありがとうございます。
皆さんに明るい未来が訪れますように。